2人目3人目出産後、上の子を可愛くないと思った経験はありますか?
「上の子が可愛くない」ドキッとする言葉ですよね。
私は2人目妊娠時に、友人から「上の子可愛くない症候群」で悩んでいる話を聞いていました。
上の子可愛くない症候群?そんなものがあるんだな・・
妊娠当時、上の子は3歳、4歳差での第2子出産予定でした。
上の子の登園しぶりでは悩んだりしましたが、その他のことでは穏やかに子育てをしていて、子どもに怒ることもほとんどなかったです。
なので、「上の子可愛くない症候群」というものを始めて知ったとき、そういうものもあるんだなぁ、と自分のこととしては全く考えられませんでした。
触られたくない?叩く?いつからいつまで?上の子可愛くない症候群とは
まず、「上の子可愛くない症候群」とはなんでしょうか。
- 下の子が生まれることで、上の子が可愛くなく見える状態のこと
- 上の子にイライラしてしまう
- 上の子に触られたくない
- 上の子に冷たくしてしまう 等
- 医学的な病気ではない
- 下の子の妊娠、出産、お世話で母親の余裕がなくなる
- 上の子がイヤイヤ期や反抗期の真っただ中
- 上の子が赤ちゃん返りしている
- 上の子に期待してしまっている
このように、「上の子可愛くない症候群」とは、下の子が生まれることで上の子が可愛くなく見える状態のことを指します。
主な原因は、下の子の妊娠出産、上の子がイヤイヤ期や反抗期、赤ちゃん返り等により、母親の余裕がなくなることで陥りやすいと考えられています。
また、上の子に期待してしまっていることも原因として挙げられます。
私も言葉が通じる上の子に期待してしまっていたと思います・・まだ4歳だったのに・・
中には、小学生や中学生・・大人になっても続いている・・という方もいるようです。
最低なひどい母親だと落ち込むほど私は重症な上の子可愛くない症候群だった
上の子が4歳の時に下の子を出産。
下の子が生まれるまで、上の子に対してイライラすることも怒ることもほとんどありませんでした。
なので、正直「上の子可愛くない症候群」とは無縁だろうなと考えていました。
ですが、下の子を出産後、睡眠不足と自分の余裕の無さから、上の子に対してイライラすることが増えてしまいました・・
そして、上の子が自分に触れるだけで負の感情がおこるようになりました。
とてもショックでしたね・・ 子どもがかわいそう・・
自分にそんな感情が出てくるなんて、信じられなかったです・・
「上の子の言動にイライラする」「触られるだけで嫌」こんな感情を抱いてしまって、最低な母親だと落ち込みました。
でもどうしてもこの感情をコントロールすることが出来ませんでした。
上の子可愛くない症候群になりやすい人|チェック項目に当てはまった私
上の子可愛くない症候群になりやすい人はどんな人でしょうか。
- 上の子のお世話も下の子のお世話も完璧にやりたい
- 家事、育児、ひとりで抱え込んでいる
- 子育てにこだわりがある
- 上の子が手がかかる気質である
上記のような方が、上の子可愛くない症候群になりやすい傾向にあるようです。
私もチェック項目に当てはまるんですよね・・
治し方はある?後悔しないために上の子可愛くない症候群になった私がやったこと【体験談】
「上の子可愛くない症候群」は、母親が悪いわけではありません。
睡眠不足の中、下の子のお世話だけでも精一杯、仕方ないと思います。
でも、上の子のことも傷つけたくないし、大切な存在ですよね。
「仕方ない」でそのままにはしておけないので、後悔しないために私がやったことを紹介します。
上の子と2人だけの時間を定期的につくる
「上の子と2人だけの時間を定期的につくる」
ポイントは、「上の子と2人だけ」の時間を「定期的」につくることです!
これは、私の精神面にも、上の子の精神面にも、とても効果がありました。
上の子と2人だけの時間は、下の子のお世話をする必要がないので、上の子とじっくり向き合うことが出来ました。
上の子も、ママが自分だけを見てくれることに、とても喜び満足していましたね。
上の子と2人だけの時間は、絵本を読んだり散歩に出かけたり、外でおやつを食べたり、上の子が望むことを出来るだけやるようにしました。
上の子と2人だけの時間は、本当に穏やかでした。
こういう時間も大切だなぁと感じたので、下の子はパパにお願いして、上の子と2人だけの時間を定期的につくるようにしました。
長女が嫉妬するので長女の前で次女を可愛がれなかったのですが、私と長女の2人だけの時間を作るようになってからは、その時間にパパと次女の時間が出来て、パパも次女との時間を楽しんでくれていました♩
まわりに協力をお願いする(ひとりで抱え込まない)
「まわりに協力をお願いする(1人で抱え込まない)」
2人目を出産した時は、世の中の情勢的に、孤独な産前産後を送っていました。
- 妊娠中家族以外の会食禁止
- 県外移動した場合は2週間経ってからの受診(何かあったらこわいので県外には行かなかった)
- 出産後のお見舞い禁止
- 産後1カ月は家族以外との接触禁止
産院からこのような指示があったので、里帰り出産もせず、産後のお手伝いもお願いすることなく、夫婦のみで対応していました。
ですが、とても大変だったんですよね。
夫は仕事もあるので、なるべく負担をかけないようにと思っていました。
日中は自宅保育中の上の子と下の子のお世話、夜は3時間おきに下の子のお世話・・・
まさに、「下の子の妊娠、出産、お世話で母親の余裕がなくなる」状態です。
この余裕のなさが、「上の子可愛くない症候群」に繋がってしまったと思います。
子育てに協力的な夫ではありましたが、私が「上の子に対してよくない感情が出てきてしまうこと」「家事に下の子のお世話に余裕がないこと」を正直に話して、夫婦で対応を考えました。
わが家の場合、夫がまだ余力があるということで、夜泣き対応を半分変わってくれたり、夜ご飯を作れるときは作るようにしてくれたり、負担となっていることを軽減してくれました。
夫しか頼れなかったので、とても有難かったです!!
自治体によっては、産後ケア施設があったりファミリーサポートを利用できたりするので、そのような産後事業を利用することも対策の1つです!
上の子の写真や動画を見る
「上の子の写真や動画を見る」
これもおすすめです!
上の子可愛くない症候群で悩んでいた時期、負の感情が出てきてしまった時は、上の子の小さかった頃の写真や動画を見て気持ちを落ち着かせていました。
これは、即効性がありました!!
産後は、上の子可愛くない症候群だけでなく、情緒も不安定になることも多いと思うので、「上の子の写真や動画を見る」はその対策にもおすすめです。
意識的にハグをする
「意識的にハグをする」
スキンシップは「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌を促す効果があると言われています。
上の子出産後、このことを知り毎日ハグやスキンシップをとるように心がけていましたが、下の子を出産後、日々の忙しさから出来ていない日もあったことに気付きました。
それから、意識的にハグをするようにすると、上の子は喜んでくれて、またハグする私の方も穏やかな気持ちになることが出来ました。
「朝起きたらハグをする」「寝る前にハグをする」とハグするタイミングを決めておくと習慣化出来ますし、また、負の感情が出た時に一度深呼吸してハグをしてみて下さいね。
おすすめの本
本(エッセイ・漫画)を読むこともおすすめです。
子育てに悩むとき、落ち込むときに何度も読んでいる本です。
とても有名な本ですね。
子育てで自己嫌悪に陥っているときに読むと、正直グサッとくることもありますが、
子育てで大事なことって、この本に書いてあることだけでいいと、私は思えました。
次から次へと子育ての悩みは尽きませんが、子育てにおいて自分なりの「軸」を持っていると、楽になることもあります。
なかなか本を読む時間を取ることも難しいと思いますが、自分の子育ての考え方・価値観と合う本を手元に置いておくのもおすすめです。
子どもと向き合う上で語りかけを大切にしたいと思った、きっかけの本です
分厚い本ですが、成長過程で細かく区切って、語りかけで大切にしたいことが書いてあります。
上の子との時間を大切にしようと思ったときに、改めて読みなおした本です。
もっと小さいときから定期的に読んでおけば良かったなと思いました。
実践できることがたくさん書いてあり、どうしようかな・・と迷ったときにアドバイスをくれる本です。
自己嫌悪でいっぱいのとき、ゆっくり読んで欲しい1冊です。
この記事を読んでくださっている方は、自己嫌悪でいっぱい・・という方も多いのではないでしょうか。
気持ちがすごく分かるので、胸がいたいです。
私はこの本にすごく救われました。上の子にたいして、すごく優しい気持ちになれます。
文字量はほとんどありません。絵本感覚で読める、お守りみたいな本です。
「あなたのことがだいすき」この気持ちさえあれば、きっと大丈夫。
この記事のまとめ
- 上の子可愛くない症候群は、下の子の妊娠や出産で、上の子のことが可愛くなくなってしまう状態のこと
- その原因は、母親の余裕な無さが深く関係している
上の子可愛くない症候群対策のためにやったことは
- 上の子と2人だけの時間を定期的につくった
- まわりに協力をお願いした(1人で抱え込むことをやめた)
- 上の子の小さいころの写真や動画を見て心を落ち着かせた
- 意識的にハグをするようにした(子供も満たされるし、私も穏やかな気持ちになった)
「上の子可愛くない症候群」になってしまった場合、自分を責めないでくださいね。
上の子と穏やかに過ごせるヒントになりますように。
毎日おつかれさまです!